【AIコラム第2回】シフト作成をAIに任せるという挑戦――現場を本当に救う仕組みをつくるために

2026年3月25日

◆シフト作成をAIに任せるという挑戦――現場を本当に救う仕組みをつくるために

 

中規模から大型の店舗型サービス業では、店長が多くの時間をかけてシフトを作成しています。

適切なシフトを組むには、売上の感覚、人員配置の勘所、スタッフの特性理解など、一定以上のスキルが求められます。その結果、店長によってシフトの質にばらつきが生じ、営業機会の損失やサービス品質の低下につながるケースも少なくありません。

 

こうした課題を解決するため、私たちキーコネクションズでは、顧客と共にAIによるシフト自動生成に取り組んでいます。

一見すると、過去の実績やシフト作成条件を生成AIに入力すれば、自動でシフトができそうに思えます。しかし、実際はそれほど単純ではありません。

そもそもシフト作成とは、スタッフの都合を並べる作業ではなく、「その時間帯にどれだけの人手が必要か」を決めることから始まります。その判断の前提となるのが、店舗の需要予測です。

需要を予測するためには、過去の売上や客数に加え、天候、曜日、販促施策など、多様な実績データが必要になります。さらに、予測対象となる未来期間については、天気予報や販促予定といった未来情報も欠かせません。

ただし、これらのデータをそのままAIに入れれば需要予測ができるわけではありません。

事前のデータ加工や処理フローの設計が不可欠であり、場合によってはAIへの事前学習も求められます。

取り組みを進める中で後から分かることも多く、想像以上に難易度は高いのが実情です。

さらにサービスとして成立させるには、

・使いやすい画面設計

・出力機能

・データベース設計

・PythonなどAIと相性の良い言語による実装

・クラウド環境との相性

といった、システム全体の設計力も求められます。

 

世の中には既に需要予測やシフト自動生成のサービスは存在しますが、

設計思想が違えば、精度や使い勝手は大きく異なります。

だからこそ私たちは、本当に現場で役立つ需要予測とシフト自動生成をAIで実現し、実用的なサービスとして提供することを目指しています。

SHARE